卒業証書を見ると、その人の名前や生年月日などは印刷ではなく手書きとなっています。そうした名前を書いたりするのが、筆耕のお仕事です。

ただ、毛筆で字を書けば良いのではないか、だったら別に誰でも出来るのではないかと思う人もいるかもしれませんが決してそうではありません。

まずは文字のバランスをしっかりと整える事が出来るかどうかというのが必要なポイントとなります。

卒業証書に書かれている名前などの文字のバランスが悪くなってしまうのは避けなければいけません。

もう一つは正しい書体で書く事が出来るかという事です。

一般的には習字を習っている人であれば簡単に毛筆で名前を書く事は出来ますが、時には略字を書いてしまうと言う事も珍しくありません。

また、その人の癖などが出てしまう事もあり、正しい字の形に出来ないと言う事は有ります。

筆耕の作業はそういった癖を出してしまうのは良くなく、出来るだけ分かりやすく、読みやすく、勿論美しい字を書かなければいけません。

特に幼稚園や小学校などの場合はその条件が厳しく、糸へんやさんずいの形等にも十分気を付ける必要が出てきます。

従って、卒業証書の筆耕のお仕事に関してはただ毛筆で字を書く事が出来ると言うだけでなく、正しい字を書く事が出来ると言うのが必要最小限の条件だと言って良いでしょう。

また場合によっては書き直しと言う事にもなってしまいかねないので、実際に筆耕の仕事をする時はそういった基本を知ってからの方が無難です。